兆星の灰干が美味しい理由、それは3つの秘密からなります。

干物なのに、ふっくら・やわらかな食感。

二万年前の日本の大地と、現代の匠の技が融合して、時を超える名品「兆星の灰干」が生まれます。

秘密 1

厳選した素材と原材料

銚子半島に人が住み始めた約二万年前、日本の海面が現在より100mも低かった時代。各地で大規模な地殻変動が起こり、火砕流のマグマが大地を覆いました。マグマはやがて冷え、粉末状の特殊な火山灰となって堆積します。
古代の日本より時を超えて届いたこの奇跡の素材が「兆星の灰干」の第一の秘密です。
超高温で焼成された火山灰は、非常に微細な多孔質構造を持つ、天然の高純度セラミックです。魚の水分と油分を程よい状態に調整してくれる特性を持っています。
兆星ではその時期最も美味しい産地から選び抜いた新鮮な魚を、植物由来(紙)のセロハンで一枚ずつ手作業で丁寧に包み、厳選した南九州産の火山灰で挟んで、臭みも抜いた理想の状態で灰干に加工します。

秘密 2

匠(たくみ)職人の叡智と、卓越した技術

兆星で加工される魚は、なんと一日10トン。
歴史ある漁港・銚子で、海の恵みに囲まれて生まれ育った「魚を誰よりも知る」職人が、これらを最高の状態で加工します。
鮮度が落ちないうちに手早くヒレや骨を取り除き、一切れずつ注意深く丁寧に、セロハンで包みます。
塩の加減や火山灰の状態の見極め、並べ方等にもしっかり目を配ります。
「みんなに美味しいお魚を食べてもらいたい」と語る、熟練職人の技術が兆星の製品づくりを支えているのです。

秘密 3

徹底した安心・安全管理

加工場への出入りは、外から髪の毛一本持ち込まないよう厳重にチェックします。
原材料には直接手を触れることなく、徹底した衛生管理のもとで魚が傷まないよう、短い時間で正確に加工します。
途中の工程や出荷直前など何度も品質チェックを行って、安心と安全に努めています。
同時に、従業員の健康管理と安全確保にもしっかりと配慮しています。
工場はHACCP認証取得(認証番号:19072603-2、認証番号:19072604-2)です。

兆星の灰干が出来るまで

1

解凍

獲れたて冷凍で鮮度を保った魚を、機械を使わず自然の力でじっくり時間をかけて半解凍します。そうすることで素材が傷まず、きれいな状態に保たれます。

2

カット加工と洗浄、塩水漬け、仕上げ洗い

頭とヒレを落とし、手早く三枚におろします。内臓残り等を見落とさないよう、職人が手作業で仕上げます。
水で洗浄した後、濃度を最適に調整した塩水に漬け、再び洗浄して余分な塩分を落とします。この工程は間を置かずに、一気通貫で行います。

3

セロハンで巻いて火山灰の懐に埋めます

・魚を一切れずつ手でセロハンに包みます。傷まないように、手で触れる時間は極力少なく扱います。
・ここで灰干のキモ、灰の登場です。兆星では、南九州で二万年前にできた天然の火山灰を使います。よく乾燥した火山灰をせいろに敷き詰め、その上にクラフト紙とセロハンを重ね、魚を並べます。再びクラフト紙とセロハンを載せ、その上から火山灰をかけます。魚に直接灰が触れないよう、サンドウィッチ状態で灰に挟む形です。
・多孔質構造の天然火山灰が、魚の身から程よく水分を吸収し、独特の臭みも取ってくれます。クラフト紙は、浸み出た水分を再吸収させない働きをします。天然素材の力と職人の知恵・技術が、ふっくらと美味しい灰干を作るのです。

4

熟成・乾燥

・セロハンは「紙」と同じ、天然パルプ繊維セルロースに由来する素材です。そのため、水や空気を通すのです。またマイクロプラスチックによる海洋汚染が問題になっていますが、セロハンは生分解して土に返ります。
・干物は二万年の時を超えた奇跡の火山灰に包まれて、一晩じっくりと熟成しながら乾燥されます。この過程が、干物でありながら鮮魚のような食感を持ち、ふっくらと適度な水分と脂を残す、美味しい兆星の灰干を生み出してくれるのです。

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