お客さまの喜びが、私たち作り手の喜びです。
原料・カットの匠
篠田幸男 勤続17年 「魚にあふれているまち・銚子」で、まさに魚に囲まれて生まれ育ってきました。 兆星では工場長として、約60人の仲間たちと一緒に毎日魚を捌いています。扱う魚はだいたい一日平均10トン、数にすると33,000から35,000尾になりますね。種類はアジにホッケ、サバ、サンマ、色々です。 入社したばかりの頃は前任の工場長について教え込まれたんですが、最初は魚をまともに持つこともできなかったんです。でも魚は毎日、次々入ってきますから。どこをどうすれば良いかとか、だんだんわかってくると面白いですし、形をきれいに保ったままスピードもアップしていきました。 魚はあまりホールドしすぎると体温で品質が劣化します。手早く作業を進めることが大事です。年齢や性別も様々な仲間の職人さんたちと一緒に進めますから、ここぞという時には声掛けをして、一体感や信頼感を形成できるよう心がけています。みんな仲の良い、居心地のよい職場ですよ。 釣りが趣味で、休日も魚と一緒ですよ。捌いた魚を美味しそうに食べる子供たちの笑顔を見ると、続けてきてよかったなと思いますね。